電子・電気機器には絶対に必要なEMC試験

EMC(電磁両立性)試験について

いまではほとんどありませんが、昔にはラジオを聞いていて、近くでパソコンを起動すると雑音が入って、ラジオが聞こえなくなったりしていました。この状況は、パソコンから電磁波が発生し、その電磁波がラジオの電波受信を阻害していたことによるものです。このように電子機器や電気機器において、機器内部から電磁波発生による他の機器の動作への影響や、その逆に他の機器から発生した電磁波による動作阻害が起こらないか、電磁波耐性を測定することをEMC(Electro-Magnetic Compatibility)試験といいます。

EMC試験を行う目的

EMC試験を行う目的は、複数の電子・電気機器が同一環境下に存在している時に互いに正常動作することを保証することです。この目的達成のためにエミッションとイミュニティがあります。エミッションは電子・電気機器の動作時に発生する電磁波エネルギーを減少させる対策であり、イミュニティはある電磁波エネルギーの存在下における正常動作のための対策になります。この2つの対策により、同一環境下の電子・電気機器が互いに正常動作をしていけるのです。

EMC試験の歴史について

機器メーカーやシステムメーカーにおいて、過去にはEMCの問題を気にかけいなかったのですが、デジタル機器が増加するにともない、機器が動作しなかったり、誤動作を起こすなどして、電磁妨害の問題が顕在化していきました。多くの国では、EMCについて問題視するようになり、日本では一般財団法人VCCI協会において技術基準が定められています。更に、電子・電気機器の輸出入により世界的な標準規格が必要となり、国際標準会議(IEC)などでEMCに関する委員会がいくつか組織されています。

EMC試験とは外部からの妨害電磁波に対して、妨害されずに正しく機能するかを測定する耐性試験のことです。

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- 2016年8月24日